解氷

ー支良洲工業の現場レポートー
こんにちは！支良洲工業の中島です。

今日は、冷蔵庫の「氷」と「霜」に関する修理のお話をお届けします。
実は、業務用冷蔵庫や冷凍庫にとって、氷や霜は意外と厄介な存在なんです。

「冷やすのに？？」
と思いましたよね？

冷却機能が高い分、庫内に氷や霜が蓄積されると、効率が下がったり、最悪の場合は冷蔵庫が動かなくなってしまうこともあるんです。

ー氷と霜、どう違うの？ー
氷と霜、似ているようで実は影響が少し違います。氷は主に冷蔵庫や冷凍庫の冷却機能が過剰に働いたときに、庫内の水分が凍りついてしまう現象です。これは、特にファンや冷却パイプ周りに発生しやすく、放置するとどんどん大きくなって冷気の流れを妨げます。

一方、霜は主に冷凍庫内に発生しやすく、庫内の空気中に含まれる水分がゆっくりと凍りつくことで、棚や食品の表面に白く積もるものです。見た目は柔らかいですが、これも溜まりすぎると庫内全体の温度管理に影響が出てきます。

ー氷と霜を溶かして修理スタートー
修理の第一歩は、溜まった氷や霜をしっかりと取り除くことから始まります。
これが意外と大変で、当たり前ですがただ自然に溶けるのを待つだけでは時間がかかってしまいます。
私たちは知見があるので、効率よく溶かしながら、冷蔵庫や冷凍庫の各部品にダメージを与えないように注意して作業を進めています。

ー修理作業の流れー
それでは、実際の作業がどのように進むかを少しご紹介してみます。

◯電源オフから始めます
まずは、冷蔵庫や冷凍庫の電源を切って、安全を確保します。
氷や霜は電源を切った状態で徐々に溶けていきますが、これには時間がかかります。だからこそ、私たちのプロの技術が必要になるんです。

◯氷や霜の除去作業
溶けた氷や霜を丁寧に取り除いていきます。特に氷がファンや冷却パイプ周辺に多く溜まっている場合、そこを重点的に作業します。
霜も一見柔らかそうに見えますが、しっかり取り除かないと再び蓄積してしまいます。
しっかりと掃除をして、庫内をきれいに保ちます。

◯点検と修理
氷や霜をすべて除去したら、今度は冷蔵庫全体の点検を行います。
氷や霜がなぜここまで溜まったのか、その原因を特定し、再発防止のために必要な修理や部品の交換を行います。ファンが正常に動いているか、冷却システムに問題がないかなど、細かくチェックしていきます。

◯再起動して確認
最後に、修理が終わったら冷蔵庫や冷凍庫を再起動して、正常に動作しているか確認します。氷や霜が再発しないかを確認し、温度管理がしっかりとできていることを確認して作業完了です。

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